効果が出ないとき
MEO対策の効果が出ない原因と見直し方
業者を変える前に、まず原因を特定する
こんな方へ
- ・「MEOをやっているのに来店が増えない」
- ・「業者に頼んでいるけど、効果が分からない」
- ・「何が悪いのか、原因を知りたい」
「対策しているのに効果が出ない」とき、多くは原因が特定できていないまま、なんとなく続けている状態です。 やみくもに作業を増やしたり、あわてて業者を変えたりする前に、まず原因を切り分けましょう。 そうすれば、限られた時間とお金を、効く場所に集中できます。 前提となるMEO診断の考え方はMEO診断とはで解説しています。
効果が出ない5つの原因
飲食店で「効果が出ない」とき、原因はだいたい次の5つのどれかです。自店に当てはまるものがないか、順に見てください。
更新が止まっている
投稿も写真追加も数ヶ月していない。Googleにも利用者にも「動いていない店」と見られ、順位が伸びにくい。まず週1回の更新習慣から。
写真が少ない・古い
料理写真が数枚しかない、季節メニューが反映されていない。写真は来店を決める最大要素のひとつ。検索結果に出ても「選ばれない」原因になる。
口コミを放置している
返信ゼロ、低評価を放置。新規の口コミも増えていない。返信の有無は、見ている人に伝わる信頼のサイン。
カテゴリ・基本情報の誤り
メインカテゴリが業態と合っていない、営業時間が古い。土台(関連性)がずれていると、何をしても効きにくい。
競合が自店より動いている
自店は現状維持でも、近隣店が写真・口コミ・更新で動いていれば、相対的に順位は下がる。順位は「競争」で決まる。
「やったつもり」になりやすい3つの罠
作業はしているのに効果を感じられない場合、次の「測り方の罠」にはまっていることがよくあります。
効果を測る基準がない
「順位が上がったか」を毎月同じ条件で見ていないと、効果が出ているのか判断できません。基準がないと、良くなっても悪くなっても気づけません。
名前検索で1位=成果と思い込む
自分の店の名前で検索すれば、ほぼ1位です。それは「指名検索」で、新規に選ばれているかとは別の話。効果は「エリア名+業態」で見るべきです。
来店との因果を確認していない
順位が上がっても、写真や口コミが弱ければ来店につながりません。順位(見つけてもらう)と中身(選んでもらう)は両方必要です。
効果を正しく測る3つの数字
「効いているか分からない」を抜け出すには、毎月同じ数字を記録することです。最低でも次の3つを追いましょう。
商圏内の相対順位
「エリア名+業態」で、同業の中で何番目か。現在地の偏りを除いて、毎月同じ条件で記録する。
プロフィールへの反応
Googleビジネスプロフィールの管理画面で見られる、表示回数・ルート検索・電話・ウェブサイトのクリック数。実際の関心の量が分かる。
来店・予約・電話の実数
最終的なゴール。順位や反応が増えても来店に結びつかなければ、写真や口コミなど「中身」に課題がある。
順位の記録のしかたはGoogleマップの順位を確認する方法で詳しく解説しています。
業者に頼んでいるのに効果が出ない場合
代行業者に依頼しているのに効果が見えないなら、業者を変える前に契約内容と実作業を確認しましょう。次の3点が要チェックです。
毎月、実際に何をやっているか
写真追加・投稿・口コミ返信などの実作業があるか。「順位レポートを送るだけ」になっていないか。
レポートの中身が読めるか
専門用語だけで、何が良くなったのか分からないレポートは要注意。改善アクションと結果がセットで示されているか。
解約条件と縛り
最低契約期間や違約金の有無。効果が出ないのに辞められない契約になっていないか。
確認の観点はMEO業者に頼む前に確認すること、 料金の内訳はMEO対策の料金相場で整理しています。まず診断で自店の弱点を数字にしてから業者と話すと、不要な作業に払うムダがなくなり、業者の良し悪しも判断しやすくなります。
効果が出るまでの期間の目安
まず前提として知っておきたいのが、MEO対策は「やってすぐ結果が出るもの」ではない、ということです。 チラシのように配った翌日に反応が来るタイプの施策ではなく、Googleマップの中でじわじわと評価が育っていくタイプの施策だと考えてください。 写真の追加や営業時間の修正といった基本情報の整備は、比較的早く反映されることが多いですが、 順位そのものが目に見えて動くまでには、数週間から数ヶ月かかると見ておくのが現実的です。
なぜ時間がかかるのか。理由は大きく二つあります。 ひとつは、Googleがあなたの店を「再評価」するのに時間がかかること。 プロフィールを更新しても、その情報がマップ全体の順位に反映されるまでには、Google側の処理や様子見の期間があります。 もうひとつは、口コミや実際の来店といった「人の動き」が積み重なるのに時間がかかること。 良い口コミは一気には集まりませんし、写真を増やしても、それを見て来店する人が増え、その人たちがまた口コミを書く——という循環には、どうしても数ヶ月単位の時間が必要です。
2週間で「効果がない」と判断するのは早すぎる
始めて2週間ほどで「全然変わらない」とあきらめてしまう方は少なくありません。 ですが、その時期はまだ土台を整えている段階で、評価が動き出す前であることがほとんどです。 ここでやめてしまうと、せっかく積み上げた更新や写真がムダになります。 最低でも3ヶ月は同じことを続けて、毎月の数字を記録しながら判断する。 これがMEO対策で失敗しないための、いちばん基本的な姿勢です。
「効果が出ない」を3段階に分解する
「効果が出ない」とひとことで言っても、実はどこでつまずいているかは店ごとに違います。 お客さまがマップであなたの店に出会い、来店するまでの流れは、ざっくり「表示される→クリックされる→来店する」という3つの段階に分けられます。 このどこで止まっているかによって、打つべき手はまったく変わります。まずは自店がどの段階でつまずいているのかを見極めましょう。
効果を3段階に分けて見る
そもそも表示されていない
エリア名+業態で検索しても、地図にも一覧にも自店が出てこない段階。原因はカテゴリの誤り・基本情報の不備・口コミや実績の不足などで、Googleにそのエリアの候補として認識されていない状態。まずは表示される位置までもっていくことが先決で、写真や口コミを足す前に土台を整える。
表示はされるがクリックされない
検索結果には出ているのに、お客さまが自店をタップしてくれない段階。多くは写真が少ない・暗い・古い、口コミの星が低い、口コミ件数が少ないことが原因。一覧に並んだ瞬間に「ここは良さそう」と思ってもらえる見た目になっているかが勝負どころ。
クリックされるが来店しない
プロフィールは見られているのに、来店や予約・電話につながらない段階。メニューや価格、営業時間といった「行く前に知りたい情報」が足りない、駐車場や行き方が分かりにくい、といった理由が多い。見た人の最後のひと押しになる情報を補う。
①の「そもそも表示されない」が当てはまりそうならGoogleマップに店が表示されない原因を、 ②③の見た目や情報の整え方はGoogleビジネスプロフィール最適化チェックリストをあわせて確認すると、 自店の段階に合った手が打てます。
外部要因を切り分ける
来店数は、マップ施策だけで決まるものではありません。 季節や曜日、その日の天候、近隣の工事やイベント、世の中の景気——こうした「自店の努力とは関係ない外部の要因」によっても、来店は大きく揺れます。 たとえば梅雨で雨が続けば来店は減りますし、近くの大きな施設で工事が始まれば人通りそのものが変わります。 こうした揺れを、マップ施策の効果と混同してしまうと、判断を間違えます。
よくあるのが、「先月より来店が減った=MEOの効果が落ちた」と早合点してしまうケースです。 実際には、たまたま雨の日が多かっただけ、連休の並びが悪かっただけ、ということもよくあります。 逆に、来店が増えたときも、それがマップ施策のおかげなのか、たまたま天気が良かったからなのか、区別がつかないままだと、何が効いたのかを学べません。
そこで役立つのが、商圏内の「相対順位」で見るという考え方です。 来店数そのものは外部要因で上下しますが、「同じエリアの同業の中で、自店が何番目に表示されているか」という相対的な位置は、外部要因の影響を受けにくい指標です。 雨が降っても、競合も同じ雨にさらされています。だからこそ、相対順位が上がっていれば、それは自店の施策が効いている確かなサインだと言えます。 天候や季節に振り回されずに効果を見極めるには、来店数だけでなく、この相対順位をセットで追うことが欠かせません。
商圏内での立ち位置の見方は商圏分析のやり方で詳しく解説しています。
効果測定でやりがちなNG
効果を測っているつもりでも、測り方そのものがズレていると、正しい判断はできません。 ここでは、飲食店オーナーが特に陥りやすい「効果測定のNG」を4つ挙げます。心当たりがないか確認してみてください。
効果測定は同じ条件で回す
売上だけを見て判断する
売上は仕入れ値・客単価・人件費・天候など、あまりにも多くの要因で動きます。MEOの効果を売上だけで測ろうとすると、何が効いたのか永遠に分かりません。マップ経由の表示・クリック・来店という、施策に近い数字から順に見ていきます。
1つの数字に一喜一憂する
「今日は順位が1つ上がった・下がった」と日々の小さな変動に振り回されると、本来の傾向を見失います。順位は毎日のように小さく揺れるもの。月単位の流れで「上がり傾向か・下がり傾向か」を見るのが正解です。
計測の条件をそろえていない
先月はスマホ、今月はパソコン。先月は店の前、今月は自宅から検索——これでは前回と比べられません。順位は検索した場所や端末で変わります。毎月「同じワード・同じ場所・同じ条件」で記録することが、比較の大前提です。
業者レポートの「表示回数」だけで満足する
「表示回数が増えました」という報告だけで安心していませんか。表示が増えても、クリックや来店につながっていなければ意味がありません。表示はあくまで入り口。その先の行動につながる数字まで見て、はじめて効果と言えます。
業者に頼んでいる場合のレポートの読み方
業者に依頼している場合、毎月届くレポートが、効果を判断するほぼ唯一の材料になります。 だからこそ、そのレポートを「何となく眺める」のではなく、ポイントを押さえて読むことが大切です。 次の3点を意識してレポートを見て、分からなければ遠慮なく業者に質問してみてください。 良い業者なら、丁寧に答えてくれるはずです。
商圏内順位の「推移」が分かるか
ある一日の順位だけでなく、毎月同じ条件で測った順位が、上がり傾向なのか下がり傾向なのかが分かることが重要です。単発の順位ではなく、時系列の変化を見せてくれているかを確認しましょう。
来店・予約・電話など「行動につながる数字」があるか
表示回数だけでなく、ルート検索・電話・ウェブサイトのクリックといった、実際の行動に近い数字が載っているか。これらが伸びているかどうかが、本当の意味での効果に直結します。
「何をして、その結果どうなったか」が書いてあるか
今月どんな作業をして、その結果どの数字がどう動いたのか。アクションと結果がセットで説明されているレポートは信頼できます。逆に、数字の羅列だけで「何をしたか」が見えないレポートは、業者に確認すべきサインです。
とはいえ、レポートを正しく読むには、自店の現状を自分でも把握しておくことが前提になります。あらかじめ診断で自店の弱点を数字にしておけば、業者のレポートが妥当かどうかを自分の目で判断できるようになります。 業者まかせにせず、自分でも数字を持っておく——これが、効果の出ない状態から抜け出すための確実な一歩です。 数字という共通の物差しがあれば、業者との打ち合わせも「感覚の話」ではなく「事実の話」で進められるようになります。
よくある質問
Q. MEO対策の効果はどのくらいで出ますか?
A. 一般に基本情報や写真の改善は反映が比較的早く、口コミや更新の積み重ねは数週間〜数ヶ月かけて効いてきます。「1ヶ月で1位」のような即効性をうたう話には注意が必要です。
Q. 効果が出ているか、どう判断すればいいですか?
A. 毎月同じ条件(同じ検索ワード・同じ場所)で順位を記録し、商圏内の相対順位の推移を見ます。来店数・予約数・電話数といった「実際の反応」とあわせて見ると確実です。
Q. 業者に頼んでいるのに効果が出ません。変えるべき?
A. すぐ変える前に、契約内容と毎月の実作業、レポートの中身を確認しましょう。順位レポートだけで実作業がない契約になっていないかが要点です。まず診断で自店の弱点を数字にすると、業者の良し悪しも判断しやすくなります。
Q. 自分の店を検索したら1位です。効果は出ていますか?
A. 店名そのもので検索すれば、ほぼ必ず1位になります。それは「指名検索」で、新規に選ばれているかとは別の話です。効果は「エリア名+業態」のような新規客が使うワードで見ましょう。