MEO自己診断

MEO自己診断のやり方
飲食店が自分でチェックする10項目

この記事でできること

  • ・お金をかけずに、自分でお店のMEO状態をチェックする
  • ・10項目で「どこが弱いか」を点数で把握する
  • ・直す順番(優先順位)を決める
  • ・自己診断では分かりにくい部分も知っておく

MEO(Googleマップ集客)は、業者に頼まなくても、まず自分で現状をチェックできます。 スマホでGoogleマップを開き、自分のお店を表示して、これから紹介する10項目を上から順に見ていくだけです。 専門知識は要りません。「できている=1点」で数えれば、10点満点で今の状態が分かります。そもそもMEO診断とは何かはMEO診断とはで整理しています。

はじめる前の準備|オーナー登録を確認

自己診断そのものは、登録なしでもGoogleマップを見ればできます。ただし、見つかった弱点を自分で直すには、 お店の「Googleビジネスプロフィール(GBP)」のオーナー登録(オーナー確認)が済んでいる必要があります。

確認方法は簡単です。Googleで自店を検索して、検索結果の右側(スマホは上部)に「このビジネスを管理」と出ればオーナー登録済み。「このビジネスのオーナーですか?」と出る場合は、まずオーナー確認から始めましょう。 登録は無料です。

自分でチェックする10項目

それぞれ「確認のしかた」と「見るべきポイント」を載せました。できていれば1点、できていなければ0点で数えてください。 7点未満なら、改善の余地が大きいサインです。

10項目を点数にする流れ

10項目チェックできている=1点7点合計する良好要改善危険
できている項目を1点ずつ足し、合計点よりも0点だった項目を優先して直します。

店名・住所・電話番号が正しいか

確認のしかた:
Googleマップで自店を表示し、店名・住所・電話番号を看板や名刺と見比べる。
見るポイント:
古い番号や旧店名が残っていないか。全角・半角や「店」「店舗」などの表記ゆれを統一。店名にエリア名やキーワードを詰め込むのは規約違反になるので避ける。

カテゴリが業態に合っているか

確認のしかた:
プロフィールの「カテゴリ」を開き、メインカテゴリとサブカテゴリを確認。
見るポイント:
「レストラン」だけでなく「居酒屋」「ラーメン店」「焼鳥店」など、より具体的なメインカテゴリを選ぶ。カテゴリは順位の関連性に直結する最重要項目のひとつ。

営業時間・定休日が最新か

確認のしかた:
営業時間欄と「特別営業時間」を確認。祝日・年末年始・臨時休業が入っているか。
見るポイント:
ここが古いと「行ったら閉まっていた」となり、低評価の口コミに直結する。季節で営業時間が変わる店は特に注意。

写真が10枚以上あるか

確認のしかた:
「写真」タブを開き、オーナー投稿の枚数と種類を数える。
見るポイント:
外観・内観・料理・メニューを揃え、少なくとも10枚、できれば料理中心に。枚数が少ないと「情報が少ない=不安」と感じられやすい。

1枚目(カバー)が料理写真か

確認のしかた:
検索結果やプロフィール上部に最初に表示される写真を確認。
見るポイント:
最初に目に入る1枚が、看板メニューなど「来店したくなる」写真になっているか。外観や地図だけだと弱い。

口コミに返信しているか

確認のしかた:
「クチコミ」タブを開き、直近10件に返信がついているかを見る。
見るポイント:
高評価にも低評価にも返信があるか。返信の有無は、これから来店を検討している全員に見られている。

口コミの平均評価が3.5以上か

確認のしかた:
星の平均点と、低評価の内容を読む。
見るポイント:
低評価が続いていないか。「接客」「待ち時間」など同じ指摘が繰り返されていれば、それは改善すべき現場課題のサイン。

最近30日以内に更新したか

確認のしかた:
「最新情報(投稿)」の日付、写真追加の日付を確認。
見るポイント:
写真追加・投稿・情報修正など、何かしら動かしているか。放置は「動いていない店」に見え、順位も伸びにくい。

メニュー・価格が載っているか

確認のしかた:
「メニュー」欄と、予約・注文ボタンの有無を確認。
見るポイント:
代表的なメニューと価格が見られるか。電話・予約サイトなど来店・予約の導線があるか。価格不明は来店をためらわせる。

近隣の競合と比べて見劣りしないか

確認のしかた:
「エリア名+業態」で検索し、上位3〜5店と自店を見比べる。
見るポイント:
写真枚数・口コミ件数・返信・更新の新しさを比較。差が大きい項目が、あなたの店の弱点。

点数の付け方と、結果の目安

10項目をチェックし終えたら、合計点で今の状態をざっくり判定します。

点数帯の見方

0-3危険4-6要改善7-8あと一歩9-10良好
点数は目安です。4〜6点以下なら、基本情報と写真から着手すると進めやすくなります。
9〜10点良好土台はできています。あとは更新と口コミを積み重ね、競合との差を広げる段階。
7〜8点あと一歩惜しい状態。0点だった項目を1つずつ埋めれば、すぐに良好圏に入ります。
4〜6点要改善伸びしろが大きい。まず基本情報と写真から手をつけると効果を実感しやすい。
0〜3点危険機会損失が大きい状態。オーナー登録・基本情報・写真追加を最優先で。

直す順番(優先順位)の決め方

全部を一度に直す必要はありません。効果が大きく、手間が少ない順に進めるのがコツです。

  1. 1

    まず基本情報(①②③)。営業時間・カテゴリ・電話番号のズレを直す。土台がずれていると他の改善が効きにくい。

  2. 2

    次に写真(④⑤)。料理写真を10枚以上にし、1枚目を看板メニューに。来店の決め手になりやすい。

  3. 3

    口コミ返信(⑥)。溜まっている口コミに返信。新規の口コミを増やす声かけ・QRも用意。

  4. 4

    更新の習慣化(⑧⑨)。週1回の投稿、季節メニューの反映を続ける。「動いている店」になる。

項目別に深掘りするなら

自己診断の限界も知っておく

自己診断は手軽で費用もかかりませんが、手作業では分かりにくいこともあります。限界を知っておくと、診断結果を過信せずに済みます。

「商圏内で何番目か」は正確に出せない

順位は検索する人の現在地やワードで変わります。自分のスマホで見た順位は、自分の位置に偏った結果です。同じワードでも、店の前と駅前では順位が変わります。

前月とどう変わったかが残らない

紙やメモで毎月記録しないと、改善できているのか分かりません。記録が抜けると「やった気」だけが残ります。

競合の動きに気づきにくい

近隣店が写真を増やした、口コミが急増した——こうした変化は毎回見比べないと見落とします。自店が現状維持でも、競合が動けば相対順位は下がります。

この「順位・推移・競合比較」を自動で出すのが診断ツールの役割です。自己診断でざっくり把握 → 気になったら自動診断で正確に、という使い分けがおすすめです。 順位の確認方法はGoogleマップの順位を確認する方法も参考に。

自己診断を始める前に整えておく4つの準備

いきなり10項目を見ても、準備が整っていないと「自分に都合のいい見え方」で採点してしまいがちです。 正確に、そして客観的に自分の店を見るために、診断を始める前に次の4つを整えておきましょう。 少し手間に感じるかもしれませんが、ここを押さえるだけで診断の精度がぐっと上がります。

① GBPのオーナー確認が済んでいるか

まずは「自分の店のGoogleビジネスプロフィール(GBP)を、自分が管理できる状態か」を確認します。オーナー確認が済んでいないと、弱点が見つかっても直せません。診断は「見つける」だけでなく「直す」までがセット。先に管理権限を手元に置いておくことで、気づいたその場で修正に動けます。

② PCとスマホの両方で見る

同じGBPでも、PCで見たときとスマホで見たときでは、写真の並びや表示される情報の量が変わります。とくにお客様の多くはスマホで店を探します。スマホでカバー写真がどう出るか、営業時間がすぐ目に入るかは、PCだけ見ていると気づけません。必ず両方の画面で確認してください。

③ ログアウト/シークレットモードで見る

自分のGoogleアカウントでログインしたまま見ると、過去に何度も自店を見ているせいで「上位に表示されやすく」なります。これは実際のお客様の見え方ではありません。ブラウザのシークレットモード(プライベートウィンドウ)や、一度ログアウトした状態で検索すると、はじめてのお客様に近い、客観的な見え方を確認できます。

④ 狙うワードを先に決めておく

「何で検索されたときに自店を見つけてほしいか」を先に決めておきます。たとえば「三浦市 居酒屋」「金田 焼鳥」など、エリア名+業態の言葉です。狙うワードを決めずに診断すると、評価の基準がぶれます。先にワードを1〜2個決めておけば、毎回同じ条件で見比べられ、改善できているかどうかも判断しやすくなります。

各項目の「合格ライン」の目安

「できている/できていない」で迷ったときのために、項目ごとのおおまかな合格ラインを示します。 あくまで目安であり、これを下回ったら即アウトという話ではありません。 業態や立地によって基準は変わります。自分の店の弱点を見つけるための、ものさしとして使ってください。

写真(④⑤)
最低でも10枚、できれば20枚以上。外観・内観・料理・メニューがひと通り揃っていて、カバー(1枚目)は看板料理。地図やロゴだけのカバーは見直し対象。
口コミ(⑥⑦)
件数が止まらず定期的に増えていて、新しい口コミに返信がついている。平均評価は3.5以上が一つの目安。低評価にも丁寧な返信があれば、むしろ印象は良くなる。
基本情報(①②③⑨)
店名・住所・電話番号・営業時間・カテゴリ・メニュー価格が、看板や実際の運用と100%一致している。「だいたい合っている」ではなく、1文字単位で正確が理想。
更新(⑧)
直近30日以内に、写真追加・投稿・情報修正のいずれかを行っている。理想は週1回。何ヶ月も動きがないと「閉店したのでは」と疑われることもある。
競合比較(⑩)
狙うワードで検索したとき、上位3〜5店と比べて写真枚数・口コミ件数・更新の新しさで大きく見劣りしない。突出して勝つ必要はなく、まずは並ぶことを目指す。

写真と口コミ返信の具体的な基準は、写真は何枚必要か口コミ返信の文例集でさらに詳しく説明しています。

点数が低かったときの「最初の一手」

点数が低いと、つい「全部まとめて直さなければ」と焦ってしまいます。 でも、一度に全部やろうとすると、たいてい途中で力尽きます。 まず手をつけるべきは、効果が大きく、しかも今日すぐに直せる2つだけです。

最初の一手①:基本情報の誤りを直す

電話番号・営業時間・住所・定休日の誤りは、来店の機会をそのまま失う、いちばん痛い穴です。 「行ったら閉まっていた」「電話がつながらない」は、その一度で低評価とお客様離れに直結します。 しかも修正は数分で終わります。土台がズレたまま写真を足しても効果は薄いので、まずここを完璧に。

最初の一手②:写真を追加する

次に効くのが写真です。料理写真を数枚足して10枚以上にし、カバーを看板メニューに差し替えるだけで、 「行ってみたい」と感じてもらえる確率が変わります。スマホで撮ってその場でアップできるので、特別な準備は要りません。 この2つを片づけてから、口コミ返信や更新の習慣化へ進めば、無理なく点数を積み上げられます。

自己採点が甘くなりやすい3つの罠

自己診断のいちばんの落とし穴は、自分で自分の店を採点すること自体にあります。 人はどうしても自分の店をひいき目で見てしまいます。次の3つの罠を知っておくと、採点を引き締められます。

罠①:身内びいき(自分の店は良く見える)

毎日見ている店だからこそ、写真や情報のアラに気づきにくくなります。「自分が客なら、この情報だけで入る気になるか?」と一歩引いて考えると、足りない点が見えてきます。可能なら、家族や常連さんに正直な感想を聞くのも有効です。

罠②:自分のスマホで上位に出るのを過信

自分のスマホでは、過去に何度も自店を見ているため上位に表示されがちです。これを「うちは上位だ」と思い込むのは危険。シークレットモードや別の人のスマホで検索すると、実際の順位はもっと下、ということもよくあります。

罠③:「やったつもり」で○にしてしまう

「写真は前に上げたから○」「口コミは見ているから○」と、記憶や気分で採点すると点数が甘くなります。各項目は、必ずその場で画面を開いて確認してから採点を。曖昧なものは思い切って×にするほうが、改善のきっかけになります。

自己診断はどのくらいの頻度でやるか

自己診断は一度やって終わり、ではありません。理想は月1回の定点観測です。 同じ日付のころ、同じ基準で、同じ狙うワードを使って見直すと、「先月より良くなったか」が比べられます。 毎回バラバラのワードや気分で見ると、改善できているのかどうかが分からなくなってしまいます。

月1回が難しければ、季節の変わり目(年4回)でも構いません。大切なのは、間隔より条件をそろえて続けることです。 チェックした点数と日付をノートやスマホのメモに残しておくと、自分の店の成長記録になり、続けるはげみにもなります。

ただし正直にお伝えすると、手作業の定点観測には限界もあります。 「商圏内で自店が今、相対的に何番目か」は、検索する人の現在地で順位が変わるため、手では正確に出しにくい部分です。 手作業で大まかな状態を把握しつつ、相対順位や前月比は自動診断で補う——この組み合わせが、いちばん無理なく続きます。 順位の見方はGoogleマップの順位を確認する方法、 全体像はMEO診断とはもあわせてご覧ください。

自己診断の答え合わせ

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MEO診断で自店の点数を見る

よくある質問

Q. MEOの自己診断は何を見ればいいですか?

A. 店名・住所・電話番号、カテゴリ、営業時間、写真の枚数と1枚目、口コミの返信、平均評価、直近30日の更新、メニュー・価格、競合との見比べの10項目です。「できている=1点」で数えると10点満点で現状が分かります。

Q. 自己診断は何点あれば合格ですか?

A. 目安は7点以上です。7点未満なら改善の余地が大きいサインです。ただし点数より「どの項目が0点か」を見て、弱い項目から順に直すのが効果的です。

Q. 自己診断にどのくらい時間がかかりますか?

A. 初回は30分ほど見ておくと安心です。慣れれば10分ほどで一通りチェックできます。月1回の定点チェックにすると、改善の効果が見えてやる気が続きます。

Q. 自己診断で分からないことはありますか?

A. 「商圏内で何番目か(順位)」「前月からの推移」「競合の細かな動き」は手作業では正確に出しにくい部分です。ここは自動診断ツールで補うと精度が上がります。

参考情報